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コンセプトつづき
びとうすです。 すみません、うっかり途中のものを
アゲてしまいました・・続けます。

結論から言いますと、要は
「そのプロジェクトの成功のために、自分は何をすべきか」
という発想から制作にあたる事だと思います。

例えば「人生の鉄人」という番組がうまく行くために
自分は曲を作る。 それは、どんな曲なのか。

その答えを、毎回出して行かなくてはならない訳です。

そして、その答えの内容によって、プロか、そうでないか
が決まってくるのだ、と私は考えています。

その時に、次のようなものが必要となります。

1.自分の専門分野についての知識
2.プロジェクトの主旨を理解するための、色々な知識
3.人の言葉の奥を読み取る力

1.専門知識

専門の知識は、「引き出しの多さ」と言われることもあります。
選択肢が多ければ、答えられる要求の幅が広がります。

また、ここでいう知識とは、箇条書きの知識だけではなく、
「こうしたら、こうなる」という経験知も含んでいます。

2.一般教養

「タイトルは「青春成功塾」です」と言われて、何を連想するか。
それは、日頃の(無駄な)知識の蓄積にかかっています。
「ワカモノ」「松下政経塾」「代ゼミ」「刀」「ビジネス・セミナー」
「塾生」「講師」「教室」「たたみ」「お金持ち」「成功談」「起業」
「野心」「佐川急便」「ワイングラス」「高級」「ヒゲ」「青空」
「シャチョさん」「田舎」「鼻息」・・

頼まれたものが、自分の中にないキーワードだった場合、
まず制作に入ることができません。

目的地を知らずに出かけることがないように、「ソレ」がなんなのか
知っていることがとても大切です。

ここでも大切なのは、単なる「知識」ではなく、「感触」を知っている
ことです。

「木漏れ日」って本当に見た事ありますか? どう思いましたか?
「そよ風」ってどんな風ですか? 「小鳥のさえずり」って?

多くの情報に接しても、なにも「感じ」なければ、それが本当の「知識」
になることはありません。

3.言葉の内側を読む

プロジェクトの発案者・企画リーダーは、何を意図しているのか。
それを、汲み取らなくてはなりません。

音楽の場合、特に言葉で伝えることが難しいので、相手の言っている
ことをそのまま鵜呑みにしてもダメな事があります。

「力強い」ということが、「音が大きい」ことだとは限りません。
「スピード感」が、テンポの速さを表しているとも限りません。

もしかしたら、どうしたら良いのか、頼む方もわかっていない
かも知れません。 というか結構そういうことも多いです。

だから、「この企画だったら、きっとこうしたらうまく行くだろうな」
ということを、自分で考えて提案しなくてはならない場合もあります。

ちょっと固い内容になってしまいましたが、
プロジェクトの「あるべき姿」を求める姿勢が大切だと思います。

次回は具体的に各番組で何を考えたか書いてみたいと思います。
それでは、アッリベデルチ!

テーマ:DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 - ジャンル:音楽

その2 コンセプトをつかむ編 I 
びとうすです。

やっと秋らしくなってまいりました。 皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、制作でもっとも大切な、コンセプトワークについて書いてみたいと思います。

コンセプトってよく使われる言葉ですが、どう言う意味なんでしょう。
辞書を引くと「中心概念」とか書いてあり、これまたよくわからないですね
(辞書って多いですよね、そういうの)。

私もよくわかりませんが、「何を目的としているか」ということでもあるようですし、
「存在意義」みたいなニュアンスも持っているようです。

ともあれ、音楽においても、制作の方向性を決める重要なポイントです。



テーマ:DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 - ジャンル:音楽

テーマ曲の制作 その1 「敵を知り・・」
どもです。 音関係でお世話になっております、びとうすと申します。

清田将軍じきじきにブログの書き込み方を習ったので、
僭越ながら投稿させて頂きます。

私自身もまだまだチャレンジャーではございますが、
音楽制作・あるいは広くクリエイティブな仕事を目指す若い方の
参考になればと思い、各種制作のかなりリアルな実態を書いて
行きたいと思っております。

さて、実は私各番組のテーマ曲を作らせて頂いたのですが、
今回からその制作プロセスを追ってまいります。

・・・・・・・

どんな仕事にも、個別の案件にはその始まりがあり、
一応の終わりがあります。

今回の始まりは・・

四月のある日、このお話が天から舞い降りてまいりました。
己に降り掛かる火の粉は、食べてみる。

できるかどうかはともかく、ぜひやって見たい。
そこからがスタートです。

とはいえ、仕事にとりかかる時に最初に押さえなければ
ならないのは、「いつまでに、何を達成しなければいけないか」
をしっかりと把握することです。

まさに「敵を知り、己を知れば百戦楽勝」というやつです。

今回の場合は、

「各番組にふさわしいテーマ曲(4曲)を、二週間で仕上げる」

ということでした。

ここでは、まず実現の可否を決定しなくてはなりません。
できるか、できないか。

ここで甘い見積もりをすると、あとでみんながひどい目にあいます(笑)。
経験が少ない場合はそもそもどれくらいかかるか分からないものですが、
そういう場合は、「できると思います」とか何とか言ってごまかします。

音楽の話をしますと、たとえば
曲調をざっと想像し、楽器編成はどのくらいか、長さはどれくらいか、
打ち込みだけで足りるのか、演奏者を探す必要があるか、
その場合のアテはあるか、また期限内にブッキング・レコーディング
できるか、実際の制作日数は曲書き何日、アレンジ・打ち込み何日、
ミックス何日で自分がそのために使える日数はどれくらいか・・・

みたいな事を何十秒かで計算します。

それで、大丈夫であれば元気な返事をする訳です。
大丈夫でない場合は、そのヤバさ加減に応じてモゴモゴ返事をします。

また、漢(おとこ)には、死を覚悟でやらなければならない仕事も
ありますが、そんな時には、逆算します。

四曲のうち、難しそうなのはヤンリバ・ビジネスだな・・
テツジンとスタアは何となく頭にあるから、先にYB・BIZに
アタリをつけて、残りの時間でテツジン・スタアをなんとかしよう。

いざとなれば、1日あれば何とかなるだろう。
リハにはデモをあげて、本番までにまとめることにすれば、
もう少し時間がある。 さらに放送開始までに差し替えられる
ようにすれば、もっと余裕ができるだろう・・

なんちう事も、同時に考えたりなんかしております。

おっと、長くなりました。
次回は、もっとも大切な「コンセプトワーク」について書いて
まいりたいと思います。  では、アリベデルチ!




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